設計スプリント

Lucidspark で設計スプリントを行う方法

読み取り時間 : 約9分

トピック :

  • アジャイル・プロジェクト計画
  • 戦略計画

近頃では、製品チーム、デザイナー、エンジニアを始め、製品開発にかかわる人なら誰でも、設計スプリントがどんなものかを知っているのではないでしょうか。その多数、あるいは大半がすでにこうしたスプリントに参加した経験もあるでしょう。では、問題解決法としての設計スプリントの人気が高まっているのはなぜでしょうか。

理由はシンプルで、効果的だからです。

本質はまさにそこにあり、短期間に問題に対処し、解決するための分かりやすいフレームワークとなる仕組みで、実際に効果が出る点が最大の特色です。設計スプリントを成功させるための鍵は、コラボレーションにあります。チーム全体の意見を取り込み、グループで一つ一つのアイデアを検討し、最善のパスを選択していきます。

パンデミックが続く中、在宅勤務に移行したチームも多い現在、業務の進行にも支障が出てしまいがちですが、それを軽減する方法もあります。Lucid では、製品マネージャーの1人 (と配下のチーム全員) が設計スプリントの場を Lucidspark に移し、オンラインスプリント計画ツールとして活用することで、対面でのスプリントよりもさらに熱気のこもったセッションを実現することができています。

この記事では、同チームのプロセスを分解して詳しくお伝えします!

設計スプリントの5つの段階

Lucid の製品チームのプロセスの解説に移る前に、そもそも設計スプリントとは何なのか、基本を押さえておきましょう。(ここでは概要を簡単に説明します。設計スプリントの経験がまったくない場合には、こちらの記事を最初に読むことをおすすめします。) 

設計スプリントは5つの段階に分けられます。段階をそれぞれ月~金の各日に割り当てます。

1. 理解する

問題に取り組む前に、その内容を詳しく理解する必要があります。この段階では、チームで問題をマッピングし、長期的な目標をリストアップして問題点を具体的に特定します。

2. アイデアを出す

この段階では、問題に対し、どのような解決策が考えられるかを検討します。競合他社の取り組みから着想を得るのもよいでしょう。

3. 決定する

ここまでではアイデア出しに取り組んできましたが、次にそのアイデアの評価に移ります。この段階で、どの解決策を前に進めるかを選択します。

4. プロトタイプを作成する

解決策が固まったら、実際にそれを、あるいはプロトタイプを構築していきます。(実際の構築と実装には少なくとも1日はかかります!)この段階では、ストーリーボードと高忠実度のプロトタイプ作成を行います。

5. テストする

解決策のテストは、それを使う顧客にしてもらうのが最適です。設計スプリントの第5段階と最終段階では、プロトタイプを実際の顧客にプレゼンし、フィードバックを記録していきます。

Lucidspark での設計スプリントの手順

Lucid の製品チームが設計スプリントに Lucidspark を使う手順を説明する前に、ひとつお伝えしておきたいのが、設計スプリントは状況や環境によって異なるという点です。段階自体はどのスプリントでも同じですが、各段階での具体的な手順やプロセスはチームや企業によって違ってきます。こうした手順に逐一従う場合でも、Lucidspark でのスプリントに向け参照する場合でも、Lucid チームの体験が大いに参考になることでしょう。

段階1 : 理解する

本格的にスプリントを始める前に、全般的な概要を記録しておくことをおすすめします。Lucid のチームでは、Lucidspark のメモパネルを使ってスプリントに関する詳細、大まかな概要とタイムラインを記録しています。こうすることで、遅れて参加するメンバーも状況をつかみやすくなります。

次に、スプリントの事実上最初のタスクとなる長期的な目標とスプリントの質問のブレインストーミングに移ります。当社のチームではホワイトボードに「長期的な目標は?」というラベルを付けてチームメンバーが付箋を使い、アイデアを記録していきます。別のコンテナーには、設計スプリントの方向性を決めるのに役立つと思われる質問を記録していきます。

設計スプリント

続いて、現在のユーザーエクスペリエンスを付箋でマッピングし、矢印でつないでユーザージャーニーを作ります。Lucidspark ホワイトボード上にビジュアルでレイアウトすることで、問題点を簡単に識別してラベル付けすることができます。

 

設計スプリント

段階2 : アイデアを出す

ベストな解決策を考え出すには、まず問題を正しく認識することが重要です。「問題」を定義するため、当社のチームでは「How Might We (HMW/どうすれば~できる?)」といった質問の枠組みを使っています。プロセスは簡単で、まず各チームメンバーが HMW 形式の質問を Lucidspark ホワイトボード上の付箋に書き出します (「どうすればテンプレートをより直感的にできる?」など)。

その後、ファシリテーターが同様の質問をまとめ、参加者が Lucidspark の投票機能で気に入ったアイデアに投票します。選択肢の絞り込みが済んだら、後は手元の問題を最もよく表す質問を選択します。この質問に答えることがスプリントの目標となります。

設計スプリント

すべてが100%オリジナルのアイデアになるとは限りませんが、問題はありません。アイデアをスムーズに出せるよう、当社のチームでは「稲妻」デモの方法をとっています。これは、まず同様の課題に直面する競合他社を付箋にまとめ、コンテナーに分類する形で列挙し、各メンバーがその中から一社を選んで、その会社が問題にどう対処しているかを詳しく検討します。

 

メンバーはそれぞれ、対象の競合他社の名前のラベルが付いたコンテナーに結果を記録します。ここには、競合他社の製品の特定の機能やスクリーンショットを含めることもできます。

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段階3 : 決定する

次に、グループ化支援機能で稲妻デモに使った付箋をグループ化します。当社のチームでは、色別にグループ化し、その後テーマ別に手動で分類しています。タグを使って付箋にテーマを直接追加すれば、さらにスピーディに仕分けできます。

その後、絵文字リアクションや Lucidspark の投票機能を使ってステークホルダーに気に入ったアイデアを選択してもらいます。このプロセスが終わるころには、前進させるべき解決策が明確になります。

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段階4 : プロトタイプを作成する

実装する解決策が固まったら、ストーリーボードの作成に移ります。まず、現在のユーザーストーリーを表すストーリーボードを作成します。こうした骨組みに、ユーザーストーリーに新機能を追加すべき場所を示す付箋を付けて肉付けしていきます。

設計スプリント

設計スプリント

 

次に、Lucidspark で非常に基本的なプロトタイプを作成します。

 

設計スプリント

Lucidspark は高忠実度のプロトタイプ向けの製品ではないため、プロトタイプ作成のプロセスには他のツールを使うほうがよいでしょう。これも、Lucidspark から Lucidchart へのインポート機能を使えば手軽です。Lucidchart を使えば、インタラクティブで詳細なプロトタイプを作成できます。

 

段階5 : テストする

設計のテスト方法は好みによって異なりますが、実際の顧客に参加してもらうのがベストでしょう。Lucidspark ホワイトボードを Lucidchart へインポートすれば、プロトタイプへ顧客を接続するのも簡単です。Lucidchart からプレゼンテーションモードで文書を共有し、インタラクティブなプロトタイプを直接クリックして顧客に内容を確認してもらうことができます。

上述のとおり、状況によって設計スプリントのあり方は変わってきます。当社のチームとまったく同じ方法をとる必要はありませんが、Lucidspark を使うことで、オフィス勤務や在宅勤務の別にかかわらずチームが集まってのコラボレーションが格段にしやすくなります。

デザインスプリント

ではこれまでの内容を踏まえて、Lucidspark で設計スプリントを実際に始めてみましょう。

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Lucidspark について

クラウドベースのバーチャルホワイトボード、Lucidspark は、Lucid Software のビジュアルコラボレーションスイートのコアコンポーネントで、チームが集まり、ブレインストーミング、共同編集、グループでまとめた思考を実行可能な次のステップに統合するための作業をすべてリアルタイムで行える最先端のデジタルキャンバスです。Lucid は、Google、GE、NBC Universal などの顧客や、Fortune 500 企業の 99% を始めとする世界中の主要企業にサービスを提供しています。Lucid は、Google、Atlassian、Microsoft などの業界の主要企業と提携しており、創業以来、製品、事業内容と企業文化を称える各種の賞を多数受賞しています。詳細は lucidspark.com を参照してください。

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