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アジャイル UX デザイン

UX デザインにスクラムを適用するためのベストプラクティス

読み取り時間 : 約1分

これまでの UX デザインは、調査、アイデア出し、プロトタイプ作成、ユーザーテスト、反復と繰り返しといった線形のプロセスに沿って進められてきました。こうすることで、必要なインプットをもれなく組み込み、デザインプロセスのあらゆる段階を通してユーザーを考慮することができたためです。 

これに対して、製品開発やエンジニアリングチームでは柔軟性の高いアジャイルプロセスが導入されてきました。カンバンやスクラムといった手法で反復的なコラボレーションを通じて製品を生み出すもので、小規模な「スプリント」を通じて、製品をスピーディかつ柔軟、大規模に提供するプロセスです。最適化はこのプロセスの後で行います。 

最高の製品やソリューションを生み出す上で、UX デザインチームと製品開発チームのコラボレーションが重要なことは明らかですが、アジャイル度の高いチームとプロセス重視型チームとの違いをどのように埋めていけばよいでしょうか? 

この記事では、UX デザインにスクラムを適用する上でのベストプラクティスをいくつか紹介していきますが、まずアジャイル UX とは何か、そして最も一般的なその方法論について確認してみましょう。

アジャイル UX とは?

アジャイル UXデザインとは、ソフトウェア開発から生まれたフレームワークで、現在では、プロジェクト管理を含め、大規模なタスクを共同で進める必要がある他の分野にも拡大しています。アジャイルの分野では、作業とコラボレーションのしっかりとした基盤を築くため、カンバンとスクラムの2つの手法が広く使われています。 

カンバンとは「フロー (流れ)」に注目したもので、「進行中」の状態に停滞するものがないよう、リアルタイムで変更を実践していく視覚的なプロセスを指します。カンバンボードを使うことで、各自にロールが固定されていないチームでも、画面にカード形式で整理されたタスクを確認できるようになります。優先順位が時間単位で変わるにつれ、カードも列から列へと移動し、準備が完了次第アップデートがリリースされていきます。一貫して流れ込んでくる、優先順位やスコープの異なるリクエストを管理できるようになる点がカンバン方式のメリットです。

スクラムでは前述のフローよりも短期間の「スプリント」が重視されます。「スクラム」という言葉からはスポーツが浮かびますが、ある意味そのとおりでラグビーの試合のように、スクラム手法を取り入れるチームは力を合わせてプロジェクトに取り組みます。作業開始前に直近のタスクを対象としたスクラム計画ミーティングを行い、作業完了時にレビューミーティングで振り返りを行います。ロールと作業のスコープをあらゆる局面で明確に定義できる構造がスクラムの強みといえます。 

スクラムツールを使ったアジャイル UX を採用するメリット

UX デザインでは設計図、アイデア、レイアウト、フローやインタラクティブ性を重視しますが、UX チームと DevOpsチームの目標は同じものであり、どちらも相互のプロセスから学び合うことができます。 

過去のソフトウェア開発は、バージョンベースで動いてきました。クラウドの普及に従い、ソフトウェアをサービスとして提供できるようになり、開発チームもデザインチームも製品を継続的かつ柔軟にアップデートして、常に最高のユーザーエクスペリエンスを届けることが可能となりました。 

継続的なアップデートが可能となった現在、UX チームにはユーザーエクスペリエンスとスピードのバランスを取ることが迫られるようになりました。UX の最適化にとって最も重要な機能のロールアウトはどれか、意図的なデザインを継続的に実現するためにはどうすべきかなどを検討する必要が生じたのです。 

スクラムツールを使ったアジャイル UX プロセスを採用することで、以下のようなメリットが得られます。

継続的な反復と改善

あらゆる UX プロジェクトにおいて、ユーザーエクスペリエンスは常に最優先事項です。ただ、ユーザー像、製品の使い方や製品に期待する機能は時間と共に変化するものです。UX デザインにアジャイルなアプローチをとることで、製品を継続的に改善することができます。 

価値の最大化とムダの最小化

顧客満足度を向上させつつ、制作にかかる時間を短縮するという最終目標を達成するには、スクラム、カンバン、アジャイル UX などの方法論にこだわりすぎず、価値の最大化とムダの最小化というゴールに集中することがポイントです。業界やチームに合いそうな方法論を選び、ニーズに沿って調整していきましょう。

ロールアウトの見積りの改善

新製品のリリースを管理可能な部分ごとに絶えず行っていく手法のため、担当の部分やパッチの提供が開始されるタイミングを正確に見積もれるようになり、信頼性の高いロールアウトと製品の継続的な改善を実現できます。 

リスクの低減

一貫してテストを行うことで、労働集約的で費用のかかるコーディングの開始前に概念を証明することができます。これを行わないと、問題が発生し、時間や予算の浪費につながる可能性があります。発売時に欠陥のある製品を抱えることにもなりかねません。

スクラムプロセスに UX デザインを当てはめる方法

UX デザインの本質とは、ユーザーに共感し、その視点から世界を眺めることにあります。スクラム UX もこれに似ていて、チームメンバーの視点から作業を眺め、タスクを管理可能な塊に分解していく手法です。こうした2つの視点を組み合わせていくには、以下の方法をおすすめします。

デザイン思考ワークショップを開催

アジャイル UX プロセスの核となるデザイン思考では、数日間、または数週間にわたり、対象となる顧客と具体的な製品を早い段階で正確に識別します。構築する製品とそれを届ける顧客に集中することで、ムダを最小化するのに不可欠なプロセスです。

デザイン思考ワークショップでは、UX デザイナー、開発者、マーケティング担当者、リサーチャーや主な関係者を招き、予備調査を踏まえ、チーム全体で時間をかけて結果を分析します。あらゆる問題、解決策、予算、対象ユーザー、技術的な能力など、すべてを俎上に載せて議論を重ねます。問題や仕掛中のプロジェクトについて創造的に思考をふくらませるには、デジタルホワイトボードツールが役立つでしょう。 

実用最小限の製品 (MVP) を確立

重要なポイント、対象ユーザーやプロジェクトに投入できるリソースが判明したら、実用最小限の製品 (MVP) の定義に移ります。実用最小限の製品とは、手元の問題を効果的に解決できる最小限の最も合理化された製品を指し、ただ機能するだけでなく、機能的で信頼性が高く、使いやすく、インパクトのあるものでなければなりません。こうすることで、雲をつかむような議論を避けて、最低限必要なものが何かをはっきりと把握することができます。

デザインスプリントと開発スプリントの調整

スクラム手法を取り入れるにはスプリントの実施が欠かせません。スプリントは、計画ミーティング前、プロジェクトの最中に適宜行い、レビューミーティングをもって終了します。 

こうしたミーティングをタイミングに応じてきちんと実施していくのは簡単ではありませんが、Lucidchart のカンバンボード、スクラムボードやアジャイル計画を使えばスムーズに進みます。次に取り組むソリューションを決め、目標を絶えず追い、スプリントの期間やチームメンバーの割り当てを常時追跡していきます。完了時のレビューの際にもこうしたツールが使えます。

コミュニケーションがすべてのカギ

あまりに定番のアドバイスですが、コミュニケーションが機能していないプロセスは上手くいきません。問題がないかどうか常にお互いに確認し合うよう、メンバーには繰り返し伝えましょう。スクラムマネージャーの多くは、不明な点が出たらすぐに対応できるよう、オフィスでチームメンバーのすぐそばに陣取っています。伝えたいことがあったら、気軽に声を上げましょう。UX デザイナーの立場からも、デザインが効果的に伝わっていることを確かめる必要があります。

UX デザインにスクラム手法を取り入れるには少し時間がかかるかもしれませんが、ユーザーやデザインチームの視点を理解することの大切さに気づける、価値ある試みです。全員で状況を認識し、同じ目標に向かって進めば、あとは協力と調整に気をつけるだけ。すべてがスムーズに回りだします。

ユーザーアンケート

カンバンボードテンプレートで、一貫して流れ込んでくる、優先順位やスコープの異なるリクエストを管理できるようになるカンバン方式のメリットを活用しましょう。

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