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グループによる意思決定

グループでの意思決定に効く4つのコツ

読み取り時間:1 約分

例えば、一人で大掛かりな引っ越しをするとしたら、まずは、さまざまな州や国、物件情報、犯罪率、求人情報や新居の周りでのレジャー情報などを調べることから始めるのではないでしょうか。

これが6人家族での引っ越しとなれば、状況は異なってきます。料理教室のある学校に通いたい人、寒い場所には住みたくない人、ポニーを飼えるような大きな家に住みたい人など、家族のそれぞれの要望を考慮に入れなければならなくなります。

ここから見えてくるのが、チームでの意思決定と単独での意思決定の違いです。グループでの意思決定には、複数の視点 (ときに矛盾することもあります) を考慮しなければならないという独特の複雑さがつきまといます。

複数のメンバーでビジネス上の意思決定を行う際は、さまざまな思惑が交錯し、他のメンバーの意見を無視して自分の意見を押し通したくなるような場面も少なくありません。こうした混乱を収束させ、全員が比較的満足した状態で話し合いを終えるには、意思決定のテクニックを使うのが有効です。

経営におけるグループでの意思決定テクニックの重要性

こうした面倒な思いをしてまで、わざわざグループで意思決定を行うにはそれなりの理由があります。リーダーが他に相談せずに一人で熟考して決定することもできますが、独裁者呼ばわりはされたくないからです。また、決定を行う前に複数人に相談することには他の大きなメリットもあります。

複眼的な視点を獲得

例えば、アプリのリリース発売を予定しているとしましょう。このアプリはセンサーで動きと歩数を追跡しますが、設計を行ったチームの動きに偏った傾向があり、車椅子が必要な人やプールでエクササイズしたい人などの動きは考慮されていません。 

複数のメンバーが集まれば、さまざまな視点から、これまでに考えつかなかったような見方が生まれる可能性があります。製品開発の場では、より幅広く、多才なユーザー層のニーズに対応することにもつながるため、チームでの検討が特に役立ちます。 

製品関連の意思決定を一人で行った場合、たとえその人が共感力に満ちた人材であっても、成果物となる製品に偏りが生じるのは避けられないでしょう。

関係者からの支持を獲得

経営者として重視したいテクニックに、専門家の意見を参考にするというものがあります。例えば、ソフトウェア開発を行う企業の CEO であれば、新機能について一方的な決定を下す前に、開発チームの支持を獲得することが重要でしょう。開発チームは実現可能な内容、現実的な開発のスコープやタイムラインなどを教えてくれ、また CEO がチームの専門知識を尊重しているという姿勢も示すことができます。 

いちばん重要なのはこの点で、関係者は皆、意思決定に関与し、意見を尊重されていると感じたいのです。関係者に相談なしに決定を下せば、プロジェクトでの支援も得にくくなるかもしれません。 

支持を得ずにプロジェクトを進めれば、その過程で抵抗に遭う可能性も高まります。加えて、違った見方をもつ関係者は、意思決定に際して思いもつかないような貴重な視点を提示してくれることもあります。経営陣の場合には、その意思決定がビジネス全体に及ぼす影響も大きくなるため、関係者とのコラボレーションが意思決定プロセスに欠かせないのです。

グループで意思決定を行うことのメリットとデメリット

グループでの意思決定には良い点もあれば、そうでない点もあります。場合によっては、複数での意思決定が適さないこともあります。以下のメリットとデメリットを参考に、グループでの検討を行うべきかどうかを決めましょう。

メリット

  • コラボレーションの文化が育つ。
  • さまざまな視点から意見を集められる。
  • 関心が高まり、メンバーが積極的に参加できるようになる。
  • リスクを一人が負うのではなく、グループ全体に分散させることができる。例えば、Brian が卓球台を導入することを決め、その卓球台が今では邪魔になっている場合、彼一人の責任にされがちですが、グループ全体で卓球台を購入するのを決めたのであれば、グループの連帯責任となり、一人だけが責められることはなくなります。
  • 組織の強度を高め、組織文化の向上につなげられる。

デメリット

  • 一人での意思決定よりも時間がかかる。
  • 意思決定に加わりたがらないメンバーもいる。
  • 偏った意見が出ることもある。
  • 意思決定に完全な責任を負う人がいない。
  • 決定の過程でビジネス上の目標を見失う可能性がある。
  • グループの一部のメンバーの発言力が相対的に強く、他のメンバーに影響を及ぼすことがある。この問題は、適切な意思決定方法を使うことで回避できます。
  • 結果に関心がなく、意義ある貢献をしないメンバーが出る可能性がある。

グループでの意思決定に効く4つのテクニック

状況により、使うべき意思決定テクニックは異なります。適切なものが見つかるまで、場面に合わせていくつかを試してみるとよいでしょう。グループで意思決定を行う際には、以下の4つのテクニックが役立ちます。

1. ドット投票/マルチボーティング

ドット投票では、まずメンバーが投票対象となるアイデアを出し、その後、それぞれがドットのステッカーでよいと思う選択肢に投票します。最も投票数の多い選択肢が残ります。

利点

  • 簡単な投票方法で、結果に異議を唱えにくい。
  • 選択肢を一挙に示せるので、それぞれの長所と短所を検討しやすい。
  • プロセスをゲーム化することでやる気が高まる。

欠点

  • 他のメンバーの投票を目にすることで、最も人気の高い選択肢に票が流れる可能性がある。
  • 票割れにより、複数の似た選択肢が関連の薄い選択肢に負ける可能性がある。
  • 非常に単純でまったく関連のない選択肢にのみ有効である。
  • 実践が難しい選択肢とそうでない選択肢がある場合、簡単な方が選ばれやすい。

グループによる意思決定

2. ノミナルグループ法

課題や問題を提示し、グループの各メンバーが一定の時間内 (通常、5分以内) に思いついた解決策やアイデアを書き留めます。 

その後、各自がアイデアや解決策を1つ読み上げ、リーダーがそれを記録します。これらのアイデアにグループで投票し、モデレーターが最も評価の高いアイデアを決定します。最終的にはグループで優先度順にアイデアをランク付けし、最も得票数の多いアイデアが選定されます。

利点

  • 創造的なアイデアを促進するのに最適なテクニックである。
  • グループのメンバー一人ひとりが参加できる。
  • 静かに熟考する場を提供できる。
  • 最も得票数の多いアイデアだけでなく、最も幅広い層に訴えるアイデアを選出することができる。

欠点

  • 合意に達するまでに相当の時間がかかる。
  • 自然さに欠ける傾向がある。
  • 一度に1つの問題しか処理できない。

3. デルファイ法

予測 - 対話 - 予測手法とも呼ばれる方法で、数回の質問を行い専門家グループから意見を収集する手法です。 

まず、チームで問題を特定して目標を定義し、内部または外部の専門家を複数招き、ファシリテーターを選定します。このファシリテーターが専門家グループに質問表を提出し、専門家がこれらの質問に匿名で回答し、その後グループの回答を受け取ります。このプロセスを3回繰り返し、専門家のコンセンサスを引き出します。

利点

  • 非常に大きく、重要な決定をする際に適している。
  • すべての回答が平等に考慮されるため、1人の専門家の意見に他が影響されることがない。
  • 大規模なグループの制約 (議論の長時間化やスケジュール調整など) なしに専門家グループに相談できる。

欠点

  • コンセンサスに到達するまでに時間がかかる。
  • 主にプロセスの初期段階で使用される。
  • 同じ参加者が同様の質問を複数回受ける可能性がある。

4. 決定木分析

決定木とは、分岐を使って意思決定とそこから考えられる結果を判定するフローチャートの一種で、内部ノードは質問やテストを、各分岐は考えうる結果を、葉ノードはクラスラベルをそれぞれ表します。

利点

  • 分かりやすく、結果をビジュアル化しやすい。
  • データのクリーニングの手間が少なくて済む。
  • ルールを決めやすい。

欠点

  • 決定木は数値以外のデータの取り扱いに向いていない。
  • 大きな木はトリミングが必要となる。

グループでの意思決定を成功させるカギは、プロセスと構造を定め、それに従うことにあります。上記のテクニックを活用して、質の高い選択を行い、リスクを低減して、最高の成果を実現しましょう。副産物として、コラボレーションとチームワークを重視する組織文化の醸成も実現するかもしれません。

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