リモートワーク、テレワーク、在宅勤務…。さまざまな名称で呼ばれていますが、パンデミックが始まって以来、リモートワークという概念が浸透してきました。リモートワークは、多くの人にとってまったく新しい経験でした。パンデミック以前は、世界中のほとんどの人が早起きして身支度を整え、車や自転車、公共交通機関を使って通勤していたはずです。リモートワークが一般的となった今、朝の通勤風景もこれまでとは少し違うかもしれません。パーカーを着て、歯を磨いて終わりという人もいれば、余った時間を子どもと過ごしたり、朝食を作ったり、エクササイズしたりする人もいるでしょう。
企業側にとっても環境の変化に適応する余裕ができ、未知なるものへの恐怖が落ち着き始めた今、さまざまなタイプのリモートワーク環境が現れています。このブログ記事では、リモートワークのメリットとデメリット、そしてチームが生産的に働けるリモートワーク環境を構築するためのヒントについて説明しています。
リモートワークとは何でしょうか?
リモートワークとは、社員がオフィスに行かずに仕事ができる環境のことです。自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、どこでも希望する場所で働くことができます。次に、リモートワークの種類を探ってみましょう。
リモートワーク環境の種類
- 完全リモート:社員(または会社全体)がバーチャルな環境で仕事をし、オフィスに行くことがない職場環境。
- リモートファースト:ほとんどの社員がリモートで働くことを第一に考え ている職場環境。この場合、オフィスでの勤務を求められることはほとんどありません。
- オフィスセントリック:ほぼ毎日オフィスに出社し、リモートワークは週に1~2日に限定されている職場環境。
- 完全フレキシブル:社員が職場環境を選べ、オフィスで仕事をしても、リモートで仕事しても良く、縛りがない。
リモートワークのメリットとデメリット
チームをリモートワーク環境に移行させることを検討する場合、メリットとデメリットを考慮する必要があります。
リモートワークのメリット
幅広い人材を確保
リモートワークでは、地理的な制約を受けることなく、より広い範囲から人材を採用することができます。これにより、企業は優秀な人材を確保し、より迅速にポジションを埋めることができるようになります。
コスト削減
雇用主は、リモートワークによりコストを削減することができます。社員のために用意すべきオフィススペースが縮小できるため、これに付随して電気代、暖房費、コンピューターサービス料金なども削減できます。大手コンサルティングファーム Global Workplace Analytics によると、企業がリモートワークを50% 以上許可した場合、社員1人当たり年間で約11,000ドルのコスト削減が可能になります。
生産性を向上
通勤時間が短く、自由度が高いことにより、社員の幸福度も高まり、仕事の生産性も上がります。子供の世話や食事など、短い休憩を取る機会も増え、休憩後には仕事により集中できるようになります。『Fortune』誌が選出する世界最大手企業500社を対象に従業員調査プラットフォーム Great Place to Work が実施した調査では、社員は在宅勤務の方が生産性が高くなると感じる上、特に2020年中のリモートワークによりリーダーシップと仲間意識が強化されたことを高く評価していることがわかりました。
離職率の低下
リモートワークにより柔軟性が高まることで、社員が退職する可能性は低くなります。社員の幸福度も高まります。SNS管理プラットフォームである Buffer の最近の調査では、97% のリモートワーカーが、他の人にもリモートワークを勧めたいと回答しています。自宅や旅行先など、好きな場所で仕事をすることができます。一方、より柔軟な働き方 の選択肢があれば、転職してもよいと回答した社員は74%にのぼります。
リモートワークのデメリット
コミュニケーション
一般的に言って、良好なコミュニケーションは難しいのものですが、リモートワークする社員とオフィスで仕事する社員がいる場合、良好なコミュニケーションを維持することはさらに困難になります。社員が異なるタイムゾーンで働いている場合も、チームを調整することが困難になる可能性があります。また、理解を深めるのに重要な役割を果たすトーンやボディランゲージを使えないコミュニケーションは、言うまでもなく困難なことです。コミュニケーションの問題は、仕事の進捗や従業員の士気に悪影響を及ぼす可能性があるため、どのような規模のリモートワーカーチームを管理する場合でも、コミュニケーションがより重要な課題となります。
職場およびチームの文化
リモートワークは、チーム文化や仲間意識の構築を難しくする場合があります。一緒に休憩室に行ったり、昼食をとったり、会社のパーティーを開いたりすることができない場合、士気が下がるかもしれません。これにより孤立感や全体的な不満が生じることがあります。
パフォーマンスチェック
チームメンバーやチームが物理的にオフィスにいない場合、彼らの様子をチェック したり、助けが必要かどうかを確認したり、彼らの生産性を監督したりするのは難しいものです。そのため、マイクロマネジャーにならずに進捗や生産性を把握するためのソフトウェアまたはメソッドを見つけることが重要になります。
効果的なリモートワーク環境を構築するためのアドバイス
リモートワークにはデメリットがあるものの、リモートチームの生産性を高める職場環境を構築するための簡単な解決策があります。そのうちのいくつかをご紹介しましょう。
リモートワークポリシーの下で期待されることを明確に定義する
リモートワークを導入する場合、チームの規範と明確な期待値を設定することが重要です。チームが協力しあい、円滑なコミュニケーションを維持できるよう、チームを調整し、情報を提供します。『Forbes』誌では、いくつかの基本ルールの例を紹介しています。
- ミーティングは時間通りに、目的を持って行う
- 金曜日のある一定時間を過ぎたら会議をしない
- 全員がオンラインで働くコアタイムに同意する
- 最適なコミュニケーション手段を明確にする
コラボレーションを促進するソフトウェアに投資する
コラボレーションと生産性を高める方法を見つけるのは簡単なことではありませんが、研究によってその価値が証明されています。プロジェクト管理用ソフトウェアを提供 する Teamstage によると、オンラインコラボレーション用ツールを導入することで生産性が30%向上するといいます。
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無料で登録コミュニケーションの一元化
すべてのコミュニケーションを一元管理しましょう。Slack や Microsoft Teams などのメッセージングツールを使えば、チームメイトと連絡を取り合ったり、単発の会話をしたりすることができます。より広範で正式なコミュニケーションには、電子メールやビデオ会議の利用を検討します。どのようなコミュニケーション方法を取るにせよ、チーム全体に周知徹底することが重要です。そうすることで、コミュニケーション方法が明確になり、会話が可視化され、一元管理しやすくなります。
毎日のすり合わせ
毎日、チームとすり合わせを行うことで、目標達成への足並みを揃えることができます。チームメンバーはその日の業務の妨げとなったことを特定し、現在取り組んでいること、達成したことを毎日のミーティングで共有することができます。
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フィードバックの交換
コラボレーションを改善する最善の方法は、チームからフィードバックを得ることです。これにより、何がうまく機能していて、何が改善されるべきかを知ることができ、定期的にフィードバックを収集することで、会議やプロジェクトにおけるエンゲージメントと効果を高めることができます。

企業文化の維持
バーチャルイベント、チームランチ、交流会を開催し、企業文化を維持しましょう。このような集まりがない会社では、社 員が自分の仕事や会社から孤立しているように感じてしまいます。月に1回程度、仲間づくりのための時間をとることは、士気を高め、信頼関係を構築する上で非常に有効です。100% リモートワークを導入しているチームであれば、多少の工夫が必要かもしれません。幸い、Lucidspark にはバーチャルチームのテンプレートがたくさん用意されており、つながりを築くのに役立ちます。


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